この度、株式会社箔一(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:浅野 達也)と、福井県の伝統的工芸品である越前焼とのコラボレーションによる新アイテムを2024年4月27日(土)より販売いたします。
この度、株式会社箔一(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:浅野 達也)と、福井県の伝統的工芸品である越前焼とのコラボレーションによる新アイテムを2024年4月27日(土)より販売いたします。
越前焼は、平安時代に始まりおよそ850年もの歴史を持ちます。日本六古窯(にほんろっこよう)の一つに数えられ、備前、瀬戸、信楽などと並んで、日本の陶磁器の歴史と文化を象徴する産地として知られています。鉄分を多く含んだ粘土が特徴で、焼成によって生まれる渋みのある黒色は、原始的でありながら、モダンな風情も感じさせます。「水月」はこの越前焼と金沢箔のコラボレーションによって生まれました。
長い伝統を誇る越前焼で近年、新しい陶芸文化を生みだそうという機運が高まり、粘土の改良と職人技術の研鑽が始まりました。その成果として、驚異的ともいえる薄造りの技術が生まれました。およそ1mmという紙のような薄さは、陶器の印象をガラッと変えるほど斬新なものです。先端技術と職人技の融合ともいえるでしょう 。
水月は、この越前焼に大胆に金箔をあしらった工芸品です。金箔は、多くの文化財にも重宝される最高級の4号色を用いています。あえて表面にコーティングを施さず、そのままの輝きを表現。素材の凹凸に金箔が細かく入り込み、土の質感を表現しています。ろくろ引きで生まれたらせん模様には陰影が与えられ、シンプルながら複雑な輝きを放ちます。器の内側からのリフレクションは、まるで器そのものが輝きを発しているかのようにも感じます。
この食器は、あえてコーティングをしないため、長年の使用によって少しずつ箔が剥がれていきます。修繕して貼りなおすこともできますが、剥がれていく様子を経年変化としてお楽しみいただくことをお勧めしています。また安全性には十分に配慮をしており、食用グレードの金箔と自然素材の漆を用いているため、剥がれた金箔が口に入っても大丈夫です。食器としても安心してお使いいただけます。