日本画の古典を、現代のインテリアに

日本画の古典を、現代のインテリアに

この度、株式会社箔一(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:浅野 達也)は2024年7月1日(月)より日本を代表する名画と金沢箔がコラボしたシリーズを発売します。

箔一では、新たなシリーズ「箔名画」を発売します。これは、日本の古典的な名画を引用し、熟練の箔貼り職人が新たな魅力を創り出すシリーズです。金沢箔の輝きが名画と共鳴し、豪華さと美を表現します。今回は、その第一弾として葛飾北斎の名画2点を発売します。

日本を代表する名画を引用

葛飾北斎(1760~1849)は、江戸後期の浮世絵師です。勝川春章に師事し、役者絵、美人画、さし絵などを描き、さらに狩野派、土佐派、琳派、中国風、洋風などの画法を学びました。構成的で力強く、動きのある筆法により、独自の画境を達成。その影響はフランスの印象派にまで及んでいます。今回は、その代表作である「凱風快晴(がいふうかいせい)」と「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」を引用した作品を発売します。

工芸的な技法で、名画に新たな魅力を

黒いモダンな額装に贅沢に箔を全面にあしらったパネルを配置し、ダイナミックに浮世絵を表現しました。雲などのモチーフには、特殊な技術を用いて立体的な表現を加えています。箔の輝きと影が平面的な絵画の世界に立体感をもたらし、遠近感を強調します。一方で、箔の持つ色彩が全体のトーンとなり、より落ち着きを感じさせる仕上がりとなっています。箔 は光を反射するため、昼と夜、また間接照明と直接照明を使い分けることで、色彩を変化させられます。お部屋に合わせて、様々な風情を表現することもこの作品の魅力のといえるでしょう。なお、凹凸のあるキャンバスに精密に箔をあしらうのは、熟練の職人だからこそなせる業です。

凱風快晴(がいふうかいせい)

凱風とは南風のこと。晩夏から初秋にかけて、早朝に朝日を浴びた富士が赤く染まる現象を描いた作品。通称「赤富士」。麓には青々とした樹海が描かれ、見事な色彩の対比を成している。棚引くいわし雲や、山頂に雪が残る姿もこの季節ならではで、四季によって変化する一時の富士の姿をとらえている。

神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)

現在の横浜にある本牧沖から、富士を眺めた景色。『凱風快晴』『山下白雨』とともに「三大役物」と呼ばれ、日本の浮世絵の代表作として国内外で知られる。波打つ海原と翻弄される舟、そして対比するように静かに佇む富士という構成が、時代も国も超えて人々を魅了する。
 

■商品概要

  • 商品名/箔名画 北斎 立体額
  • 商品サイズ/H374×W464㎜
  • 価格/33,000円(税込)
  • 発売日/2024年7月1日(月)
  • 販売/箔一各直営店舗、箔一通販サイトHAKUICHI STYLEにて