奈良県の喜光寺は、奈良時代からの歴史があり、東大寺大仏殿の雛型とされる由緒あるお寺です。新設された、佛舎利殿本尊への金箔装飾を行いました。
喜光寺の歴史について。
喜光寺は奈良市菅原町にあります。その歴史は古く、奈良時代・西暦721年までさかのぼります。平城京内に行基菩薩によって創建されました。行基は日本仏教史に名を残す僧侶で、日本で初めて最高位である大僧正に就いた人物です。奈良東大寺の大仏建立の実質的な責任者としても活躍し、東大寺の「四聖」の一人に数えられています。西暦748年、聖武天皇がお参りした際に、ご本尊から不思議な光が放たれました。聖武天皇は大変喜び「歓喜の光の寺である」として喜光寺と名付けたと言い伝えられています。