ゲランのフレグランス「ミツコ」100周年。ジャポニズムへの回帰と箔一
2019年、ゲランの「ミツコ」は誕生から100年を祝し、スペシャルボトルを発売しました。そのボトルは、ミツコが持つ歴史やこだわりを一層高めるため箔一の金箔装飾が全体に施され、書家の中塚翠涛氏が描いた紅白梅が美しくあしらわれました。 ゲランの名香であるミツコは、第一次世界大戦後の1919年、フランスで“ジャポニズム”が大流行していた時代に生まれました。当時、3代目調香師ジャックゲランが小説の“ラ バタイユ”の主人公である日本人女性“ミツコ”の慎ましやかでありながら、強い意思を秘めた女性像にインスピレーションを受けて創作した香りです。