金沢箔は、貴重な資源を用い、手間暇をかけて作られています。これを大切にしたいという想いで生まれたのが「SHIKISAI」のシリーズです。工芸品を作る際に必ず生じる箔の切れ端を、魅力ある素材として再定義し、新たな美しさを表現しました。
金沢箔は、貴重な資源を用い、手間暇をかけて作られています。これを大切にしたいという想いで生まれたのが「SHIKISAI」のシリーズです。工芸品を作る際に必ず生じる箔の切れ端を、魅力ある素材として再定義し、新たな美しさを表現しました。
貴重な資源を使い、手間をかけて作った箔だから、無駄にせずに有効に使いたい。箔一では、そんな想いをもって工芸品を作っています。しかし、箔を様々な形の工芸品にあしらっていけば、どうしても余分な切れ端が生まれます。仕方のないこととはいえ、これも貴重な箔の一部です。捨てることはせずに丁寧に集め、保管をしていました。ただ、多くの箔は再利用ができません。金だけは溶かして使えますが、それ以外の切れ端には使い道がありませんでした。
SHIKISAIボールペンは、このような行き場のない箔の切れ端に、新たな価値を見出した工芸品です。“もったいない”というだけの再利用ではなく、端材だからこその美しさを表現することにこだわっています。箔の切れ端は、工芸品に箔をあしらった後に刷毛で払ったり、竹箸でちぎったりすることで生まれます。その工程で、複雑な形状に砕けていき、人為的には作れない個性的な表情をもちます。これを活かせないかと考え、試行錯誤を重ねた上に生まれたのが、このデザインです。
SHIKISAIは「色彩箔」を用いています。これは、化学反応によって金属が変色する性質を利用したもので、「いぶし銀」などとして知られる伝統的な技法です。人工的な着色では得られない複雑なグラデーションがその魅力です。箔一では、これらを長年研究し、様々な色合いを表現してきました。色彩箔は、端材になることで、切り取られた部分が様々な表情をもちます。これらがコラージュのように組み合わされることで、色彩が互いにひきたち響きあって新たな魅力を生み出していきます。
同名の色彩箔から名付けられました。夕焼け空のようなオレンジ色が、温もりを感じさせます。 茜の箔の中でも敢えて明暗の差が強いものを選び、絶妙なバランスに配合しました。
同名の色彩箔から名付けられました。地色の淡い青色と光沢が相まった、涼やかな一品です。 アルミ、真鍮の箔を小さく散らし、華やかさも演出しています。
箔一を代表する同名の箔から名付けられました。 層を成す複雑な色彩が特徴であるこの箔と、燻銀という名の暗く深い色味の色彩箔を用い、モダンなデザインに仕上げました。
お求めは
・箔一各店
・通信販売
業務用としてお取り扱いの希望の方は下記のサイトよりお申込みください。
・お問い合わせ
・箔一のBtoB専用サイトへ