私たちは、手仕事を中心としたものづくりの企業であることを誇りとし、職人の育成に力を入れています。厳しい下積みが当然とされた時代から、若い職人を正社員として雇い、安定した生活の中で技術を磨けるようにしてきました。また、女性が安心して働けるよう、清潔な生産現場を整備し、産休・育休制度なども設けて、長く仕事を続けられる環境を作っています。
私たちは、手仕事を中心としたものづくりの企業であることを誇りとし、職人の育成に力を入れています。厳しい下積みが当然とされた時代から、若い職人を正社員として雇い、安定した生活の中で技術を磨けるようにしてきました。また、女性が安心して働けるよう、清潔な生産現場を整備し、産休・育休制度なども設けて、長く仕事を続けられる環境を作っています。
いま、全国で伝統産業の担い手が減り続けています。作り手の減少と高齢化は、伝統を受け継ぐものとして深刻な問題です。金箔の全国生産シェア99%を占め、多彩な伝統産業を抱える金沢市であっても、その例外ではありません。金沢箔の業界でも職人の数は年々減少をしており、私たちも強い危機感を抱いています。
かつて伝統技術の継承は、徒弟制度のような慣習のなかで行われていました。長く苦しい修業時代を耐えてようやく技術を教えてもらえる。それが当然とされてきたのです。私たちは、こうした慣習をいち早く改め、若い職人を正社員として雇用し、安定した環境のなかで技術の伝承をすすめています。腕一本で生きていく職人たちであっても、日々の生活の安定の中でこそ、高い技術を身に着けられるのです。
私たちの工房は、最新の設備を取り入れた、清潔で効率的な環境となっています。伝統産業といえど、いつまでも昔ながらのやり方で良いとは思っていません。環境を整えることで職人たちはより自分たちの技術向上に集中できるようになります。それが、優れた職人の育成や丁寧な仕事につながっています。効率的な工房は、職人たちに本領を発揮させるために必要なのです。