ひがし茶屋街や金沢城・兼六園など、風情を感じる場所に店を構えています。名所をそぞろ歩きし、工芸に触れることで、歴史と伝統を実感いただけるでしょう。
【関連記事】
・箔一の観光サイトへ
金沢には、藩政期からの歴史がいまも息づいています。茶屋街の美しい出格子や金沢城の石垣、武家屋敷跡の土塀などの風情ある街並みが今も残り、春・夏・秋・冬それぞれに魅力ある表情を見せてくれます。伝統工芸も、そうした歴史の中に存在しています。加賀藩の生んだ金沢の文化がいまも息づく街並のなかで、金沢箔の素晴らしさを伝えるために、店舗を運営しています。
【関連記事】
・箔一の店舗一覧
金沢箔の歴史や物語を、店頭では感じていただけます。かつて加賀藩は工芸を大いに奨励し、御細工所と名付けた大規模な工房を設けていました。ここに京都や江戸から職人を招いたのみならず、城下からも身分を問わず腕の良い職人を募り、様々な工芸品を作っていました。こうした歴史の中で育った金沢の金箔は、今では国内生産量の98%以上を占める代表的な工芸となったのです。
金沢で箔打ちが盛んになったのは、いくつかの理由があるとされています。北陸の雪の多さは豊富な水資源をもたらし、また人々の辛抱強い気風を育てました。これらは、ともに箔打ちには欠かせない要素です。さらに金箔を材料として用いる漆芸、仏壇・仏具、陶芸といった工芸が盛んだったことなどが、金沢箔を育ててきました。この街には、箔打ち職人がいまも多く暮らし、その技術が受け継がれています。
金箔は、あらゆる工芸品にあしらうことが可能です。また食用にもなり、さらに美容にも効果があるとされています。こうした金箔の多様性や素晴らしさを、もっと多くの人に伝えたいと思ううちに、少しずつ店舗の数も増えていきました。あぶらとり紙や金箔化粧品の専門店、金箔を使った料理を箔工芸品で楽しめるカフェ、石川県ゆかりの高質工芸品を紹介する店、また金箔の歴史や製法をわかりやすく紹介したミュージアムなどを運営しています。
【関連記事】
・箔一の店舗一覧へ
箔一では、金沢市内の要所に伝統文化の発信拠点として店を構えています。兼六園やひがし茶屋街などの風情あるエリアから、金沢駅や香林坊などの交通の拠点など、金沢を見て回る中で、私たちのお店にも自然に立ち寄っていただくことができます。箔一の看板を見かけたら、ぜひお気軽に店頭をのぞいてみてください。風情ある街並みの中で伝統工芸に触れることで、その素晴らしさを存分に感じていただくことができるでしょう。