「つくる現場」こそが、文化そのもの
2025年、箔一は創業50周年の節目を迎えました。 その新たな挑戦として始めたのが、通常は非公開の製造現場を公開する「金沢箔プレミアム工房ツアー」です。 製造エリアを舞台に、金箔づくりの最前線を間近で体感できるこのツアーでは、金箔製造の工房や工芸品の製作現場をはじめ、食用金箔、あぶらとり紙、建築装飾など、さまざまな専門分野の工房もご案内します。 私たちは、製品や展示だけでは伝えきれない、現場に流れる“ものづくりの空気”こそが文化の本質であると考えています。
2025年、箔一は創業50周年の節目を迎えました。 その新たな挑戦として始めたのが、通常は非公開の製造現場を公開する「金沢箔プレミアム工房ツアー」です。 製造エリアを舞台に、金箔づくりの最前線を間近で体感できるこのツアーでは、金箔製造の工房や工芸品の製作現場をはじめ、食用金箔、あぶらとり紙、建築装飾など、さまざまな専門分野の工房もご案内します。 私たちは、製品や展示だけでは伝えきれない、現場に流れる“ものづくりの空気”こそが文化の本質であると考えています。
このツアーでは、金箔という伝統工芸がどのようにして生まれるのかを、製造現場から体感していただけます。金の溶解、圧延、箔打ちなど、いくつもの工程を経て金箔は完成します。そのすべてを支えているのは、職人の熟練した手作業です。 なかでも、金を溶かす工程は非常に貴重なシーンのひとつ。1300℃まで熱せられた炎と金が織りなす、息を呑むような瞬間を間近でご覧いただけます。 ただ“見る”だけでなく、“現場の空気”を体感することで、金沢のものづくりが持つ力を実感していただけます。
私たちが伝えたいのは、単なる「伝統」ではありません。 その伝統が、今も人の手によって生き続けているということ。そしてそこに込められた職人の想いと、未来へつなごうとする意志です。今回のツアーでは、職人の背中を間近に見ることで、技術の奥にある“人間らしさ”や“誇り”にも触れていただければと考えています。
箔一は今年、創業50周年を迎えました。 この節目にあたり、長きにわたって大切に守り続けてきた技術やものづくりへの想いを、多くの方にご覧いただくために企画されたのが、このツアーです。次の50年に向けて――。 私たちの原点である「ものづくり」を、これからも広く伝えていきたいと考えています。